寺内貫太郎一家
貫太郎のモデルは、私の父向田敏雄である。よくどなり、よく殴り、5年前に亡くなった。お線香代りに、ちょっぴり「立派な男」に仕立て直してお目にかけた……
口下手で怒りっぽいくせに涙もろい、日本の愛すべき“お父さん"とその家族をユーモアとペーソスで捉え、きめ細かな筆致で下町の人情を刻み、東京・谷中に暮す庶民の真情溢れる生活を描いた幻の処女長編小説。
装幀/イラスト 横尾忠則
些細なことでいちいちうるさい日常
小さな悩みを大黒柱の貫太郎が殴り飛ばし、
縮こまった心を家族の人情話が緩めてくれます。
笑って泣いて、何度でも読みたくなる親しみ深い一冊です。
- 発行年:
- 1975年
- 状 態 :
-
A 状態について
- 新品
- ほぼ新品
- A (古本として綺麗な状態)
- B (古本として経年変色などある状態)
- C (目立つ汚れや傷み、書込みあり)
- サイズ :
- 四六判 (128×188)
- 製 本 :
- ソフトカバー
- 出版社 :
- サンケイ新聞社出版局
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