すずき

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山を行く

風見武秀

日本の山岳写真の第一人者として戦前から活躍されていた写真家・風見武秀。
「撮りたいものは撮ることだ」ということを信条に、季節ごとに表情を変える山々を捉えた作品は、その雄大な自然の姿に畏敬の念に打たれます。

"好き"と云うものは仕様がないもので他でどう云おうと、自分にしてみれば天候の如何にかかわらず「山」が好きなのである。天気が良ければ颯爽と、雨が降れば雨の気分で歩き、雲や霧の中では又格別と云った調子で実際よく歩いたものである。
そのうち何時頃からかカメラを持出し始め、それが又順次、病膏肓となって最近では「山に行きたいナ」と思う事は、山の写真を撮りたいナと云うことに通ずるのである。
ー本書より

<内容>
1.山麗の春 - 谷川温泉
2.大斜面 - 乗鞍岳
3.谷川岳東面
4.凍る白い湖 - 菅沼
5.白い原と黒い流れ - 尾瀬ガ原
6.アルプスの雪稜を行く
7,8.雪崩の沢 - 西黒沢
9.春スキー - 浅草岳
10.谷川岳東面 - 白毛門
など75項目

壮大な山の風景、その存在感がモノクロームでありありと記録されています。
写真の一枚一枚から著者の山に対する愛情と情熱を感じ映画を見ているような臨場感に引き込まれる一冊です。


風見武秀
大正三年八月二十六日東京麻布に生る。商業学校卒業。十八才より山を歩きはじめ、もっぱら、奥多摩・秩父・大菩薩・八ヶ岳等の山々を単独行。後次第に写真撮影が主となり、四季を通じて北アルプス・上越連嶺・東北・北海道方面の山を歩く。

発行年:
1957年
状 態 :
C カバーに少し破れ
カラー写真一枚入
状態について
  • 新品
  • ほぼ新品
  • A (古本として綺麗な状態)
  • B (古本として経年変色などある状態)
  • C (目立つ汚れや傷み、書込みあり)
サイズ :
257×300
製 本 :
ハードカバー
出版社 :
朋文堂