高梨豊写真集 人像

高梨豊

戦後日本を代表する写真家・高梨豊の写真集『人像』。
1960年代より、コマーシャル・ファッション写真で名を馳せると共に、中平卓馬に誘われて参加した「プロヴォーク」のメンバーとして、実験的な写真表現にもチャレンジし、公私両面で多彩な才能を発揮した高梨豊。
70年代には、日本の写真史に名を残す名著『都市へ / Towards the City』を発表、その後も『町』（1977）『東京人 / Tokyoites』（1983）など、「東京」「都市」と向き合い続けて創作活動を続けています。
その後は、舞台を全国へと広げて、神々が宿る神聖な土地に目を向けて、90年代にはそのまとめとして『初國』（1993）を刊行しています。
本書は、主に70年代に撮影された、作家・美術家・芸術家などのポートレートで構成された一冊。
瀧口修造、五木寛之、植草甚一、つげ義春、磯崎新、三島由紀夫、土方巽、笠井叡、野坂昭如ら。