映画のランニングキャッチ

川本 三郎

ここ数年、外国映画は充実している。
次から次へと好きな映画があらわれるので批評のほうが追いつかない！
私は、出来るだけ現在進行形の新しい映画を論じたいと思っている。
「ランニングキャッチ」という書名にはその意味が込められている。
飛んできたボール（映画）をともかく走りながら捕えてみたいという気持である。
(BOOKデータベース)

目次
１.スクリーン・パスー映画の同時代
（いやされた傷の上で／アンダーワールドの水先案内人たち／女々しいヒーロー／戸棚からとびだしたゲイたち／フラン・ヴィタールへの回帰／キッチュのエネルギー）

２.ラン・ダウン・プレイー同時代の映画たち
（天国の門／イヤー・オブ・ザ・ドラゴン／誓い（ガリポリ）／危険な年／刑事ジョン・フック　目撃者／ピクニックａｔハンギングロック　ほか）